ただの小心者
日頃、いつ死んでも良いなと思いながら生きている。しかし、いざ体調に何かしらの変化があり、それがもし大病に繋がる予兆だとしたらと思えるような事象だったとき感じる焦燥感は何なんだろう。
もしかしたら○○なのか?とか考えてしまう。それは死に対する恐怖から?
確かに死は怖い、痛いのも嫌だし、そもそも恐怖を味わいたくない。だから何かしらの体の異変に敏感なのか。もしも、一瞬で死ぬことが事前に分かっていたらどう行動するだろう。この場合は少なくとも痛みは伴わず死ねるわけだが。いつもの電車にのったらテロや事故などで死ぬと分かっていてもその電車に乗れるだろうか。
多分乗れないだろう。その条件では死の恐怖を予め味わうことになるから。という事は、死にたいという事は現実からの逃避であり、まさに逃げようとしているだけなのだ。
人間の本能なのだろう。生きたいと思う気持ちに理由はない。ホームレスの人を例えに出すのは不謹慎かも知れないが、自分があの立場になってまで生きていたいとは思わないと感じるのは、今その立場になっていないだけ。その立場になったら、理由はなく、ただ生きていこうとするのだろう。その先のことなど考えない。
自分は生きたいのか。それは何のためなのか。生物としての本能だけ?