大人になりきれない大人の日記

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親子

親子関係、いろいろあるだろう。ネグレクト、虐待、差別。そもそも産んでくれるなよと。あんたらの望んだ結果なのか、出来ちゃったからなのか知らないが、何故産んだ?こんな地獄の世の中に、と言いたくなるわけだ。生まれてしまったからこの地獄が始まったわけで、生まれてこなければ何もない、「無」だったわけだ。

今自分は就職を機に親元を離れ相当な時間が経過している。大きな問題があったわけではない。いや、親のある判断がきっかけで自分の将来に変化が生じたと自分は思っているし、その延長線上を今生きている「恨み」のようなものは感じている。うーん、小さくはない問題かな。不思議なもので離れていることが普通になると、会いたいと思う気持ちなど全くなくなる。

自分には親子の記憶がほとんど無い。子供の頃、親と何々をしたとか、どこそこへ行って楽しかったとか、普通の親子関係では無かったんじゃ無かろうかと思う今日この頃を過ごしている。多分、よく言えば放任主義、悪く言えば無関心、そんな子供時代を過ごしたのではなかろうかと思っている。なんか合わないのだ、あの人たちの考え方そのものが。生き方そのものが。可能ならばそれぞれ別々の人生を生きて死んでいけばそれでいいじゃんと思っている。俺をこう考えさせているのはあんたらの教育の結果なんだよ。それを俺に今更何かを求めるのはやめてくれ。第三者から見たらそこまで崩壊した家庭では無かったかもしれない。しかし当事者である自分はそれを望んでいるんだよ。ならそれで良いじゃん。

死を迎えようとしている親にしてみれば言いたいことのひとつやふたつあるだろう。不安にも感じているのだろう。それを分からなくもない。しかしこっちにしてみれば自分の生活でカツカツだ。自分かわいさ満点なわけだ。この今までの歴史を覆して何があるというのだ。そうとおくない将来、自分は後悔するかもしれない。親孝行のひとつでもしてやれば良かったと。しかし、それはそのとき考えようや。いまは離れていたいんだ。何度でも言おう、こう育てたのはあんたらなんだよ。