人格形成
自分には幼い頃の両親との記憶があまりない、というよりほとんどない。これって案外怖いかことだはないだろうか?
自分はどのように育てられたのだろう。
この疑問が自分にはある。様々な情報で特に母親との良好な関係が築けなかった子供は将来なんらかの心的病にかかる可能性が強くなるという。自分もそうなのではないかと思っている。
「機能不全家族とはストレスが日常的に存在している家族状態のことです。 主に親から子どもへの虐待・ネグレクト(育児放棄)・子どもに対する過剰な期待などの様々な要因が家庭内にあり、子育てや生活などの家庭の機能がうまくいっていない状態です。」とある。
自分の場合、虐待はなかったと思う。
例えば、思い返すと、よく両親は喧嘩していた。それを何故か自分がなんとかしなきゃとか思ったり、単純にその光景を見ているのが辛かった記憶はある。
こういうと、必ず
「大人になったのなら親の責任ではなく、自分の責任として生きていけ」的な事を言う人もいるだろう。
しかし、人格形成期に崩れてしまったものを、大人になったからといってそれを自身の努力で修正していくのはとてつもなく難しいと思うのだ。少なくとも自分には大変難しい事だ。
今は心の病に対し様々な名称で区分けしている。鬱にも種類が多数あるし、パーソナリティ(人格)障害、適応障害、その他本当に数え切れないほど沢山の病名がある。しかし、その根底にあるのは、幼少期に必要な愛情を受けて育ったか否かというその点に起因していると思う。
しかし、今更何をどうもこうもない。先に書いたように、結局はこのままで苦しむのか、自身で変えていくのかの2択だ。
そこで大きな効果が期待できるのが、物の見方。その結果、思考が変わる。この意味づけを変えていく事で少しづつ、楽になっていくと思うのだ。ま、言うは易しではあるが。