大人になりきれない大人の日記

大人になりきれない大人の日記

日野原重明さんの考え方

「生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉」という本を読み始めている。著者は日野原重明さん、ご存知の方もおそらく多いことだろう。

まだ読み始めたばかりで、最初の印象だけなのだが、正直読んでいて辛くなる。ここまで心が澄んでいて、真っ正直に語られると、こっちの腐った心が痛むのだ。

この方はクリスチャンのようなので、いろいろなところに神の言葉的な事が書かれているのだが、自分は無宗教者でまずその点でなんか腑に落ちない点もある。

死後の世界についても書かれているがなぜそんなに、存在すると確信できるのだろうか?

死んでみなければ誰にもわからないと思うこの心が既に淀んでいるのだろうか。

とにかく、読んでいて自分があまりに情けなくなるほどこの方は素晴らしいとは思う。思うのだが、なんなんだろうか?なぜか自分とは別世界の人でとてもではないがその考え方生き方を踏襲することは無理だし、どうにも納得できないのだ。やはりクリスチャンであり、神の存在を心から信じていて、そんな生き方を実際に実践して他人のために尽くしてきた人だからだろうか。ただ、本当にこんな風に生きてきた事にはとても尊敬の念を禁じえない、それはほんとうのことだ。

もう少し読んでみようと思う。