大人になりきれない大人の日記

大人になりきれない大人の日記

病院の待合室にて

病院に行って来た。そのこと事態はどうでもいい。ただそこに介護を必要としたお婆さんがお嫁さんなのかなと思われる人に付き添われて来ていた。歩くのも誰かに介助してもらわないと1人では歩けないようだ。大病ではなさそうだったが、病というより、その老いた姿に自分の将来を重ね、苦しくなってしまった。

最近、本当に病と老に考えさせられている。避けては通れない道。必ず近い将来どちらか、多分病が先だろうがやってくる。明日も健康である保証などただの幻想でしかない。

人間は上手いことできていて、健康面ではあまり悲観的にならないというか、元々そんなに考えていないような気がする。自分だけだろうか?

明日も健康に目覚められる保証は無いし、健康に布団に入られる保証もないのだ。

しかし思わずにはいられない。そうなった時、自分はどう考えるのだろうか?よく病気とはうまく付き合っていくものとか言うが。

病以上に恐怖なのが老だ。そのお婆さんのような状況になった時でも、生きていたいと思えるのだろうか?そこまで生に執着できるのだろうか?誰かの手を借りなければ自分だけでは移動もできず、身の回り全てのことがそうなった時、どう感じるのだろう。そのお婆さんは何を思って生きているのだろうか?ぜひ聞かせてもらいたい。徐々に身体が衰えていくことに対しての感情の変化や受け入れ方を。

そんな事を思い考えながら、自分の順番を待っていた。