大人になりきれない大人の日記

大人になりきれない大人の日記

スーパードライ

ビールのことではない。自分を分析した時、そう思った。自分はかなり度が過ぎたドライな考え方をする。

昔、親からそんな風に育てた覚えはない的なことを、まるでちんけな漫画のような事を言われたことがある。今ならこう言い返すだろう。

こう育てたのはあんた達だよ。その責任は自分たちでとれと。

さらに言うなら別に生まれたくて生まれたわけではない。あなた達が作ったんだよと。

自分の事は自分で、今風に言えば自己責任という事か。子も親も自分の事は自分でどうにかしろという事。そのかわり、成人してからは親に何かをさせた事はない。全て自分で決めて行動した。心労は別として、何かを背負わさていないという自負はある。今の時代、大人になっても親のすねをかじって生きている人がいるが、その人達に比べればましだろう。

全ての人間関係がドライだ。だから親友と呼べる存在は自分にはいない。自分は孤独な人間である。

自分の事しか考えていないと言われればその通りだ。しかし、それの何が悪い?そう思うのだ。他人に迷惑はかけていない。

自分の事で精一杯だ。

最終的には自分の事は自分で責任をとる。というかそうするしかない生き方をしてきた。誰にも文句は言えないが、誰にも文句は言わせない。孤独な人間である。

しかし、この生き方が自分を苦しめているのだという事は分かっている。しかし、今更どうしろというのだ。

おそらくこの考え方、生き方は間違っているのだろう。正解もくそもないが、本来、人は助け合い、支えあいながら生きた方がより楽に生きていけるようになっているのだろう。そう出来る人はそうすればいい。きっとそれが本来あるべき姿なのだとは思う。自分には出来ない生き方になったが。

自分はスーパードライな人間だ。