大人になりきれない大人の日記

大人になりきれない大人の日記

記憶の苦しみ

自分にもそれなりに楽しかった記憶や嬉しかったことはある。ある意味いい記憶として残っているが、逆にその幸福感に潰されそうな気持ちになる。あまりにも今が辛いく、何もない無味乾燥的な日々だからだろう。

こうやって年を重ね、昔は良かったと言いながらみんな死んでいくのだろうか。

よく、老人は昔を懐かしむかのような発言をする。昔は良かったと。自分がもっと若い頃は、その行為に嫌悪感すら感じたものだが、なんだか今の自分がそうなりつつある。

情けない限りだが。しかし、やはり昔は良かったな。戻れるものなら戻りたい、あの幸福を感じていた頃に。

記憶とは宝物でもあり、劇薬でもあるのかな。時々夢の中で昔に戻れる。起きた時の複雑な気持ち。

今が早く終わればいいのに。ただそれだけを願う。