仕事にやりがいは必要か?
仕事にやりがいというものが必要だろうか?そもそも論で仕事とはつまらなくて当たり前。あくまでもお金のために時間を提供しその見返りとしてお金をもらうシステムだと考えている。
しかし、人間には感情があるからただ仕事をしているだけというのは実に辛い。そのために12時間近く拘束されるのだから。そこに少しでも意味が付加されたら、それがやりがいなのではないだろうか。
やりがいは無くても仕事はできるしなんとかはなる。例えば単純作業はとても時間がゆっくり進むが、不思議なことにとても忙しい時はストレスは溜まるが時間の経過は早い。これは脳のなんらかのシステムのおかげなのだろうか。
社会貢献とか自己の成長とか、承認欲求とか、確かにそういうものをやりがいというのかもしれないが、どうも自分には腑に落ちない。何故だろうか?
自分に足りないものはなんなだろう。自己肯定感の欠如だったり、自己否定、そういった自信のなさが関わっている。では自信とはなんだ。どうすれば持てるようになるのか。
よく成功の積み重ねが自信となるという様なことが言われているが、自分はそうは思えないのだ。
小さな成功などできて当たり前という刷り込みがある。小さな失敗や危なかった体験が自分を傷つける。こんな簡単な、誰でもできそうなことにつまずき、動揺して失敗を恐れるようになる。失敗を恐れる感情は馬鹿にできないほど大きな負荷だ。
結局、この失敗を恐れる恐怖心が自分にブレーキをかけ、より安全な方法をとろうとする。失敗は減るがただのルーチンワークになる。そしてそのルーチンワークが当てはまらない事に怯える。
失敗を恐れる気持ちが仕事をくそ面白くないものにしている原因のひとつだ。しかし、この恐怖という感情はとても強い。ひとは怖いものからは逃げようとする。怖いもの=仕事となっているとしたら?