大人になりきれない大人の日記

大人になりきれない大人の日記

また自殺か…

評論家の西部邁さんが川に飛び込んで自殺したようだ。体調面とのことらしいが、自分には詳しくわからない。

結局、自分で自分の人生に幕を下ろしたことになる。決して他人事ではないはず、全ての人にとって。

この人くらいになれば、世間も騒ぐしニュースにもなるが、普通の人は何も取り上げられず、国の発表では3万人とかなんとか言ってるが、実際のところは、そんなもんじゃないだろう。それが日本の現実だ。

もし、理想的な社会主義が達成されたなら、もっと自殺は減るだろうし、社会格差も減るだろうが、人間は基本怠け者だから机上論の社会主義国家は不可能だと自分は思っている。理想と現実は違う。

ということは、この日本に生まれたからには、必ず自殺という結末をひとつの結果として選択肢に入れておかなければならないわけだ。お金が仮に十分あっても、心のケア等の、倫理面が日本は全く整っていない。お金と健康とまともな人間関係を築けた人だけが、ましな老後を生きられる、まさに稀有な存在だろう。

北欧などの国とは全く格が違うのだ。やはりなんというか、アジアらしいなと思う。

自分もその1人なので、ろくなことは言えないし、将来はお先真っ暗なので、さてどうするか。

しかし、本当に生きるということは苦しすぎると思う。まさに修行ですか?な感じだ。多分ただの偶然であろうが。

幸せは自分が決めることであって、他人がとやかくいうことではない。自分が何かに気がつき、それを幸せと感じ取ったならそれで良いのだ。それはなんでも良い。

自分にはそれが何もないので、本当に刹那的に生きている。全てが儚い。生じては消え、それの繰り返し。一瞬の幸福感を得たと思ったその次の瞬間にはもう心が落ちこんでいる。薬では特に救いにはならず、ただの偽薬効果しか期待できない。

人は苦しむために死に向かって生きているのか?こんなことを考えず、適当に楽しく生きている人もいるのかな?そう見えているだけで、誰もが苦しんでいるのかな?

栄枯盛衰、諸行無常とはよく言ったものだ。まさにその通りだ。