もののみかた
多分、人生の成り立ちというか、形成はこういうことなのじゃなかろうか。
思ったこと、考えたこと、それが本質からの事実であろうがなかろうが、その当人が思ったら、その当人にとっては事実になる。
要は、現実の姿は本人の選択によって成り立っている虚像に過ぎない。
簡単に言うと、その人が今を不幸だと考えるから不幸なのであって、不幸が真実かは別問題。
選択の結果が反映されている。
そう判断したのは性格に起因するだろう。結局は感情が強く反応するか、頭つまり思考が強く反応するかなのだ。しかし、普通はある事象が起こったときどうなるか?
一瞬で感情が動き、思考が生まれるのではなかろうか。
頭より心が先に動き、そのあと様々な不安、歓喜、やる気もそうだろう、そういった結果が生じるだろうと言うこと。
どんなに知識を頭に擦り込もうが、感情つまり心の反応に勝てるのだろうか。
それをやろうと試みる方法が、認知行動療法だと思うのだ。自分にはここが納得できず放り投げた。どうやったって、心の反応の方が早い、それを知識という脳みその力で捻じ曲げる。もちろんその捻じ曲げた考え方の方が正しいということはわかるが、でもね。一瞬で沸き起こる感情にどうやって勝つと?
何度も何度もすりこめば心が変わるのだろうか。訓練次第ということなのかな。
しかし、人の心って簡単なようで複雑だ。全ての事象はその当人が選んだ結果。正しい正しくないは別問題。ここが厄介なところなんだな。