死ぬ理由に勝る生きる理由とは?
これは、あの秋葉原の事件の実の弟が自殺する遺書に書かれていたものだ。
最初にこれを見たとき、自分にも明確な答えが出せなかった。
この方の場合は本当に悲惨なその後を経験し、結果疲れ果て自殺した。
詳しく知りたい人は調べればいくらでも出てくるのでここでは割愛するが、読んでいるこちらが辛くなるくらい、まさに地獄を味わったようだ。せめて、楽に、無になっていてほしい。
しかし、この事件の犯人である兄も、結局は被害者の面もあると思う。その加害者は親だ。
かなり偏った子育てをしていたようだ。どちらも関係性を選べない。ただの偶然で親子になる。本当は生まれないのが一番な気がするが。
しかし、生まれ落ちたその瞬間からかなりの部分で人生が決まる。勿論その後の努力、運、そんなもので修正は可能だとは思うが、少なくとも、最初のスペックが違うのだ。
自分も思うところはあるが、これにしたってどうしようもないこと。運の部分が大きい。さらに大した努力もしていないから…
生きる理由の難しさ。何を理由にこの苦しみの中生きていかなければならないのだろうか。